米銀シティグループの株式ストラテジストは、米国株の投資判断を引き下げた。
シティの米株戦略責任者、スコット・クロナート氏は、年末のS&P500種株価指数の目標を6500ドルから5800ドルに引き下げた。
モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏は25年のS&P500種が5000-5500ドルの範囲で推移するとみている。
11日終値は5363.36。
クロナート氏はリポートで「今年入りした時点にあったゴルディロックス的な楽観ムードが、今や極度の不安へと変化したことは疑いない」とし、トランプ政権が発表した関税アプローチは世界貿易システムを混乱させることになると指摘した。
投資家は依然として米国株をオーバーウエートにしているため、さらなる分散投資の余地があると指摘した。