21日に行われたスリランカの大統領選挙は、同国史上初めて決選の再集計が行われることとなった。どの候補も勝利に必要な50%の票を確保できなかった。
スリランカ選挙管理委員会は22日、得票率首位のアヌラ・クマラ・ディサナヤケ氏と、2位で野党指導者のサジット・プレマダサ氏との決戦を宣言した。現地時間午後4時に1320万票が集計された段階の最新の両候補得票率はそれぞれ42.4%と32.7%。
結果は22日夜遅くに発表される可能性がある。スリランカのルールでは、有権者が投票で2番目、3番目に選んだ候補の票が合算される。上位2候補へのこうした票が、それぞれが1番目の選択肢として獲得した票数に加算され、最多得票の候補者が当選者となる。
アヌラ・クマラ・ディサナヤケ氏
Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg
国際通貨基金(IMF)から30億ドル(約4300億円)の救済融資を受ける見返りとして政府が実施した緊縮政策に対する民衆の反感が、無所属のディサナヤケ氏への支持につながり、現職のウィクラマシンハ大統領は敗北した。
今回の選挙は、2年前の経済危機で当時の指導者ゴタバヤ・ラジャパクサ氏が国外逃亡を余儀なくされて以降で初めての選挙。当時は約70%ものインフレや食料からエネルギーに至るまでのあらゆるものの不足により、広範囲にわたる不安が引き起こされた。
Sri Lanka Presidential Results
Elections head to a run-off for the first time in the country's history
Source: Sri Lanka Election Commission
Note: Data as of 12:30 p.m. local time
ディサナヤケ氏(55)は、ラジャパクサ氏を追放した抗議勢力に支持された左派政党およびグループの連合である「国民の力」が擁立。現職のウィクラマシンハ氏らに代表される同国の政治エリート層に怒りを抱く有権者から支持を集めている。
ディサナヤケ氏の連合は、政府内の汚職撲滅、中国などからの融資案件の精査、IMFからの救済融資の再交渉を公約に掲げている。
原題:
Sri Lanka Presidential Race Heads to Runoff for First Time (1)(抜粋)
(第2段落で最新の得票率に更新し最終段落を追加します)





