タイ銀行(中央銀行)は16日、2020年以来の利下げを発表した。同中銀は度重なる政府の利下げ要求にもかかわらず、政策金利を維持してきたことから、予想外の金融緩和となった。
同中銀はこの日の金融政策委員会で、1日物レポ金利を0.25ポイント引き下げ2.25%とすることを5対2で決定。ブルームバーグが調査したエコノミスト28人のうち5人が予想した通りとなった。前回の利下げは20年5月だった。
反対した政策委メンバーの2人は金利維持を主張。タイの政策金利は昨年10-12月(第4四半期)以降、2.5%に据え置かれていた。
タイ中銀は景気浮揚を図るため政府の圧力に屈して金利を引き下げことはないと一貫して示唆。セタプット総裁は先月、中銀が金融政策を決定する際には独立性を保つことが極めて重要だと述べていた。
この日は政策決定の数時間前にピチャイ商務相が年内の0.5ポイント利下げを求めた。
フィリピンとインドネシア
フィリピン中銀は同日、政策金利を0.25ポイント引き下げた。今年2回目の利下げとなった。
同中銀のターゲット金利は6%に引き下げられ、ブルームバーグのエコノミスト調査に参加した26人中25人の予想通りとなった。
インドネシア銀行(中銀)も16日に金融政策を発表し、市場の予想通り政策金利である「BI金利」を6%に据え置いた。
同中銀は先月、予想外の利下げを実施。同じ日に見込まれていた米国の利下げ転換を前に、それまで示していたガイダンスよりも
早い金融緩和だった。
原題:
Thailand Unexpectedly Cuts Rate for First Time Since 2020 (1) 、
Philippines Cuts Key Rate For Second Time as Price Gains Slow、
Bank Indonesia Holds Key Rate After Rupiah Comes Under Pressure(抜粋)
(フィリピンとインドネシアの金利発表を追加して更新します)






