世界最大のダイヤモンド生産者
デビアスが2日、ダイヤモンド価格を軒並み10%以上値下げした。ダイヤ市場の低迷が深刻化しており、価格下支えの取り組みを断念する。
同社は価格を非公開としているが、事情に詳しい関係者によると、販売する商品の大半を10-15%値下げした。同社は通常、値下げを「最後の手段」として温存する傾向があり、大幅な値下げは今年初めて。歴史的に見ても今回の値下げ幅は大きいと言える。
ダイヤモンド業界は、ここ数十年で最も深刻かつ長期間の不況に見舞われている。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の景気低迷に始まり、インフレが顧客の購買意欲を削ぎ、中国の高級品市場崩壊が需要をさらに減退させた。人工ダイヤモンドの台頭も価格を押し下げにつながっている。
ディーラーと製造業者が売買し合う二次市場でのダイヤモンド原石価格が、ほぼ1年中下落を続けた中でも、デビアスは価格の維持を試みた。価格を下げる代わりに、より柔軟な対応として、顧客に商品の受け取りを拒否する権利を与えた。
だが、デビアスは2日、今年最後となる今回の販売で、この方針の一部を撤回した。デビアスの広報担当者はコメントを控えた。
デビアスは、ダイヤモンド原石市場で大きな影響力を持つ。同社は毎年10回の販売会を開催しており、バイヤーは通常、提示された価格と数量を受け入れなければならない。
匿名の関係者によると、大幅に価格を引き下げたとはいえ、デビアスのダイヤモンドは二次市場の価格水準よりも依然として高いという。
原題:
De Beers Capitulates on Diamond Strategy With Big Price Cuts(抜粋)





