市場関係者の間で、ドル相場のボラティリティー上昇に備える動きが強まってきた。米政府機関再開後の米雇用統計をはじめとする経済指標公表が視野に入っている。
ブルームバーグ・ドル・スポット指数に連動する1カ月物オプションのコストは、ほぼ1週間ぶりの高水準に上昇した。米上院での超党派合意によって、過去最長となった政府閉鎖が数日内に終結する
可能性が出ている。
ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、アループ・チャタジー氏は、投資家はまず9月に調査されながら未公表のデータを目にすることになるだろうが、より最新のデータを得るにはさらに待つ必要があるかもしれないと指摘した。
同氏は「さまざまな政府機関が再開し、経済の最新動向を把握するためのデータを収集するまで待つ必要がある」とし、「おそらく12月上旬ごろになるだろう」と述べた。
新たな経済指標の発表時期は、12月10日に予定されている米金融当局の次回の金融政策判断に大きく影響する可能性がある。同月に0.25ポイントの追加利下げが行われるとの観測は、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が「既定路線ではない」と
発言してから後退している。
モルガン・スタンレーは、データ不足が雇用の構造的減速のシグナルを覆い隠しドルを支える要因になったとの見方を示した。ドルは10月、月間ベースで今年2番目に
好調だった。
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その結果、通常は主要経済指標の発表前後に上昇するボラティリティーは低下。主要10通貨を対象とするJPモルガンの1カ月物の指数は10月下旬、1年超ぶりの低水準を記録した。
市場では米金融当局の決定や経済指標発表の再開を前に通貨の変動が見込まれており、同指数は足元で上昇傾向にある。
原題:
Traders Rush to Hedge Against Dollar Swings Once Shutdown Ends(抜粋)






