悪化する貿易戦争への懸念が米国資産への需要を押し下げる中、ドル指標は一時持ち直したものの、再び下落している。
ナショナルオーストラリア銀行(NAB)のシニア為替ストラテジスト、ロドリゴ・カトリル氏は、「不確実性や、さらなる関税に関する発言が、米国資産を回避しドルを売る動きに拍車をかけている。」
ブルームバーグ・ドル・スポット指数は4月に入り3%以上も下落しており、2022年後半以来の大幅な月間下落となる可能性がある。
私たちが考えるシナリオでは、中央銀行が米ドル以外の代替通貨への分散投資を模索する中で、金が長期的に上昇するだろうとの見通しを示した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)の調査によると、ファンドマネジャーらのドルの見方は、2006年以来最も弱気になっている。