ニューヨークに「すしデフレ」到来、58ドルおまかせメニューも登場

ニューヨークは世界でも有数の高級すしの街で、日本国外で最も期待できる「おまかせ」を提供する場所の一つだ。
　シェフやオーナーたちは、高品質な日本産魚介をネタに、時間をかけず、もっとカジュアルに提供するおまかせに注力し始めている。
　例えば、ニューヨークの本格江戸前すし「SushiNoz」出身のホルヘ・ディオニシオ氏は、ペルー風のアレンジを加えた「Kansha」をオープン。
　高級店の一部でも動きが見られる。
　コスト意識の高まりは、日本から輸入される魚介類の価格に関税の影響で不透明感が生じたことを受けてのものだ。
「Tsumo」の2店舗では58ドルで13品のコースを提供している。
6席のヒノキのカウンターにはペルーの生地で作られた鮮やかなランチョンマットが並んでいる。
その後に巻物や味噌汁、玉子。
しかし6月1日から、新鮮な季節のシーフードを軸にしながらも、より親しみやすい形式に転換する。
Tsumo（複数店舗）　　13品58ドルTsumoのウニをトッピングした一品Source:Tsumo,Omakase　　ワン氏の店舗は質が良くて価格が手頃なすし店として地元で注目を集めている。
　各店舗には20席のカウンターが2つあり、顧客は75分で食事を終える必要がある。