パインブリッジ・インベストメンツは、マルチアセットポートフォリオにおけるドルのポジションをオーバーウエートに転換した。ステーブルコインの急成長がドル買いの新たな材料となりつつある。
同社でグローバル・マルチアセット部門を統括するマイケル・ケリー氏は、トランプ米大統領が数週間前にステーブルコインに関する初の連邦規制に署名したタイミングでドル強気に転換したと語る。
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GENIUS法」として知られるこの規制は、ステーブルコインの発行者に対し、その価値を米ドルや短期国債などで1対1の裏付けとすることを義務付けている。
同法の成立は、法定通貨にペッグされた暗号資産であるステーブルコインにとっての転換点と受け止められている。ベッセント米財務長官は、ステーブルコイン市場が2028年までに2兆ドル(約295兆円)に拡大すると予想しており、世界的にドルと米国債の需要が押し上げられる可能性を評価した。
ケリー氏は「これは実際に、ドルに対する見方を変える可能性がある」と述べ、来年末までにドルは1桁台後半の上昇率を付けるとみている。
今年に入り、ドルは約8%下落しており、こうした見通しは逆張り的といえる。ケリー氏によれば、ステーブルコインの影響は年末にも現れ始める可能性がある。ドルに対するオーバーウエートはまだ大きくないが、「年末までにある程度積み増す」としている。
原題:
PineBridge Turns Bullish on Dollar on Potential for Stablecoins
(抜粋)






