大手プライベートクレジット会社の多くは、トランプ米大統領の関税政策によって生じた混乱の中に収益機会を見いだそうとしている。
ただ、ボラティリティーは透明性に乏しい市場が抱えるリスクも高める。
アレス・マネジメントのマイク・アロゲティ最高経営責任者(CEO)は6日ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「この混乱のすぐ先に、実は絶好の機会が形成されているように感じる。バリュエーション(評価額)が大きく修正された今、より大きな資金を投入できるタイミングが近づいているのではないか」と語った。
ロサンゼルスのビバリーヒルズで開催のミルケン研究所グローバルコンファレンスでは、トランプ米政権の政策が拡大中のプライベートクレジット市場に与える影響が議論された。
アロゲティ氏を含む業界リーダーは、企業が資金調達を拡大する中で利益を享受できる可能性と同時に、警戒心の薄い貸し付けによって損失を被るリスクも指摘。
ブルー・アウル・キャピタルの共同創業者マーク・リプシュルツ氏は別のインタビューで「重要なのは、嵐の中をどう航海するかだ」と述べ、TCWグループのケイティ・コッチCEOも「規律ある貸し出しと無秩序な貸し出しの違いが鍵になる」と強調。
オークツリー・キャピタルの共同会長ハワード・マークス氏も「良い会社への貸し付けこそが鍵だ」と述べた。
銀行が融資を手控える中でプライベートクレジット市場は拡大を続けてきたが、市場の不安定と経済の先行き不透明の中でリスクが高まることが見込まれている。
コッチ氏は、業界では「楽観的」過ぎる融資が多く行われてきたと指摘。「この資産クラスで今後、事故が見られ始めるだろう」と警鐘を鳴らした。
原題:
Milken Private-Credit Crowd Spots ‘Golden’ Moment Amid Chaos (1)(抜粋)
(最終2段落を追加します)






