ユーロの国際的な利用は2024年も横ばいで推移し、世界におけるドルの支配的地位に挑む難しさがあらためて浮き彫りとなった。
欧州中央銀行(ECB)が11日に発表したユーロの年次評価によると、全通貨に占めるユーロのシェアは19%で、前年とほぼ変わらず。外貨準備に占める比率も20%にとどまり、ドルの3分の1程度だ。
トランプ米大統領のホワイトハウス復帰後、不安定な政策運営を背景にドルへの信頼が低下しているとして、欧州当局者の間では、圧倒的なドルの地位を揺るがす好機との期待が高まっていた。今回のECB報告はその期間を含んでいないものの、ドルとユーロの差が依然として大きいことを明示している。
ラガルドECB総裁は同報告書で、米関税措置が「極めて異例な」資産間の相関を引き起こしているとした上で、「国際通貨の構図において一段の変化が進行する可能性がある」と指摘した。
さらに「ユーロの世界的な役割を強化することは可能であり、欧州の政策当局者がそのために必要な条件を整えることの重要性があらためて浮き彫りになっている」と述べた。
Source: ECB原題:
Euro’s Steady Demand Shows Challenge of Taking On the Dollar (1)
(抜粋)





