仏首相、野党との合意形成に楽観的見方-「予算成立の意思ある」
記事を要約すると以下のとおり。
退任予定のフランスのルコルニュ首相は8日、新政権樹立に向けた合意の可能性について、楽観的な見方を示した。 ルコルニュ氏の発言を受け、フランス国債は上昇幅を拡大した。フランスの主要株価指数のCAC40指数は、一時0.8%上昇した。 一方、マクロン氏側近のボルヌ元首相Photographer:SebastienBozon/AFP/GettyImages ボルヌ氏は首相を務めていた2023年、62歳から64歳へのフランスの定年引き上げを主導した。 定年を引き上げる法律の一時停止は社会党に対する大きな譲歩で、左派寄りの政権発足につながる可能性がある。一方で、年金問題については何の保証も得られていないとして、8日夜のマクロン氏とルコルニュ氏の会談を待つ考えを示した。 ただ、年金改革を停止することは、ユーロ圏で最大規模となったフランスの財政赤字を抑制する取り組みを一層難しくすることになる。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 仏首相、野党との合意形成に楽観的見方-「予算成立の意思ある」