7日の債券相場は下落が予想される。米国大統領選挙でのトランプ氏勝利を受けて財政懸念から米長期金利が大幅に上昇した流れを引き継ぐ。この日の10年国債入札に対する警戒感も相場の重しになりそうだ。
三菱UFJアセットマネジメント債券運用第二部の小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、米金利上昇や10年債入札に向けた調整で上値は重いとみる。
入札については「金利が1%に近い水準のため一定の需要はある」ものの、「今後の米政策への懸念や、日銀が金融正常化を進めやすくなる時間帯に入ったとみられることから、弱くなる可能性もある」とみる。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.98~1.01%(6日は0.98%で終了)、先物中心限月12月物は143円44銭~143円80銭(同143円78銭)。
6日の米10年国債利回りは一時前日比20ベーシスポイント(bp)高い4.48%程度と、約4カ月ぶりの高水準を付けた。トランプ氏の勝利で関税引き上げが消費者物価に与える影響や、政府の財政悪化への懸念から売りが膨らんだ。
先物夜間取引で12月物は6日の日中取引終値比12銭安の143円66銭で終えた。
10年債入札
表面利率0.9%の376回債の追加発行、6日の入札前(WI)取引は0.975%程度
発行予定額は前回と同じ2兆6000億円程度
大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト
利回り1%近辺でのサポート力を見極めるスタンスで応札に臨みたい
事前の調整が進まなければ1%近辺まで流れやすいとみる
備考:10年利付国債の過去の入札結果(表)
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