24日の債券相場は下落が予想される。米中貿易摩擦の懸念緩和やベッセント米財務長官の発言を受けたリスク選好の流れから、先物が夜間取引で大幅に下落した流れを引き継ぐ。この日の2年国債入札は投資家需要に不透明感があり、相場の重しになるとの見方が出ている。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は23日、ホワイトハウス当局者の間で対中関税の引き下げが検討されていると
報じた。また、ベッセント財務長官はトランプ政権が日本との通商交渉で為替レートの具体的な目標を追求するつもりはないと
述べ、1ドル=143円台半ばまで円安が進行した。
三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、先物夜間取引の下落は為替相場に連動していたと指摘し、「きょうはリスクオンの流れから売りが先行する」とみる。米国の強いドル政策の維持や米中対立緩和、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長解任懸念の緩和などが影響しており、日米財務相会談の議論も注視する必要があると述べた。
2年債入札については、「日本銀行の利上げをしっかり織り込んだ利回り水準ではないため警戒感がある」と述べ、相場の上値を押さえる要因とみている。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.325-1.38%(23日は1.325%で終了)、先物中心限月6月物は139円83銭-140円48銭(同140円48銭)。
先物夜間取引で6月物は23日の日中取引終値比43銭安の140円05銭で終えた。23日の米10年国債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.38%程度に低下。
2年国債入札
発行予定額は2兆6000億円程度
SMBC日興証券の望月里彩ジュニアアナリスト日銀が利上げに向かうスタンスを維持していることを踏まえると金利水準が低く投資家需要を集めにくい
備考:2年利付国債の過去の入札結果(表)
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