4日の債券相場は上昇が予想される。米国で経済指標の悪化や株安を受けて長期金利が一段と低下した流れを引き継ぐ。日本銀行の追加利上げ観測が根強いことや、この日実施される10年国債入札は相場の重しになる見込み。
岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは、米国が経済指標の下振れやトランプ大統領の関税発言で債券高・株安となっており、「きょうの相場はしっかり目の動き」と予想する。10年債入札は「楽観視できないが1.4%台なら大きな波乱はない」とみている。
トランプ氏は3日、日本と中国が通貨安政策を取るなら米国は不当に不利な立場に立たされると
発言し、円は対ドルで1%上昇した。岡三の長谷川氏は「円安批判は日銀の利上げ継続を意識させる」と指摘した。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.38~1.42%(3日は1.405%で終了)、先物中心限月3月物は139円20銭~139円70銭(同139円44銭)。
先物夜間取引で3月物は3日の日中取引終値比3銭安の139円41銭で終えた。3日の米10年国債利回りは前営業日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.16%程度に低下した。2月の米供給管理協会(
ISM)製造業総合景況指数が予想を下回り、金利スワップ市場で利下げの織り込みが進んだ。
10年債入札
発行予定額は2兆6000億円程度
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジスト
根強い金利先高観やボラティリティー(変動率)上昇が逆風となり、やや低調な結果を予想
政策金利の1%超えを意識した金利先高観は残存
備考:10年利付国債の過去の入札結果(表)
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