5日朝の東京外国為替市場で円相場は1ドル=150円台半ばと、前日夕から下落して推移。日本銀行が12月利上げを見送る可能性が意識され、円の重しになっている。
円相場は午前8時6分現在、対ドルで150円60銭(4日午後5時時点は150円40銭)海外時間には一時151円23銭まで下落
三井住友信託銀行米州部マーケットビジネスユニットの山本威調査役(ニューヨーク在勤)は、前日に日銀が利上げを見送るとの見方が浮上したのに加え、7月の利上げに反対した中村豊明審議委員がきょう講演することも円の重しになるとみている。
一方、「12月の見送りが確定したわけではなく、どんどん円売りが進むことはならない」と山本氏は予想。中村委員の「ハト派発言自体は想定内」だとも述べた。米国のADP雇用統計や供給管理協会(ISM)非製造業景況指数の下振れで雇用統計も弱い内容になる可能性が意識されていることや、フランス政局を巡る先行き不透明感は円の支えになると話した。
4日の海外市場で円はオーストラリアドル以外の主要通貨に対して下落した。ただ、一連の経済指標を受けて米長期金利が低下したためドルの上値が抑えられ、円は下げ渋る場面もあった。
フランス議会が内閣不信任案を可決したことへの反応は限られた。三井住友信託銀の山本氏は、新しい内閣が順調に立ち上がり、年内の予算期限に間に合うかどうかが重要だとし、「ヘッドラインリスクへの警戒はまだ怠れない」と語った。
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