20日朝の東京外国為替市場の円相場は1ドル=157円台前半と、前日夕から大幅に下落して推移。日米の金融政策決定会合を受けて円売り・ドル買いが強まり、海外時間では5カ月ぶりの安値を付けた。日本銀行の利上げに慎重な姿勢を背景に円売りが続きそうだが、急激な円安進行で通貨当局のけん制も警戒される。
円相場は午前7時15分現在、対ドルで157円41銭(19日午後5時時点は156円48銭)海外時間では157円81銭と7月19日以来の安値を付けた
19日の円は主要16通貨に対して全面安。日銀が金融政策の維持を決定した会合後、植田和男総裁が利上げに慎重なハト派姿勢を示して2025年1月会合での利上げ観測が後退、円売りが強まった。金利スワップ市場では1月会合の利上げ織り込みが40%台に低下した。18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が来年に見込む利下げ回数を減らすタカ派的な姿勢を示したことで、ドル・円はドル高・円安基調だった。
東京市場でも円売り圧力が続きそう。もっとも、円が5カ月ぶりの対ドル安値を付けたことや、一時2%安という急激な円安進行を受けて通貨当局のけん制も予想される。また、来週以降にクリスマス休暇や年末を控えていったん持ち高調整も出やすく、円の買い戻しが強まる場面もあり得る。
経済指標では11月の全国消費者物価指数が発表される。市場予想から振れた場合に円相場が上下する可能性はあるが、単月の結果が日銀の政策決定に与える影響は小さいとみられ、相場の方向性を決定づけるものにはなりにくい。
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