太陽ホールディングス(HD)の佐藤英志社長(56)は13日、複数のプライベートエクイティー(PE、未公開株)ファンドから受けている非公開化などの提案について、8月以降に結論を出すとの見通しを示した。
佐藤氏はインタビューで、数社のPEファンドから非公開化を含む資本提携の正式提案を受け、特別委員会で提案内容を検証していると明らかにした。別の会議体が8月上旬に取りまとめる事業戦略や合併・買収(M&A)方針を踏まえて、検討すべきだとしている。
太陽HDの佐藤社長
Photographer: Koh Yoshida/Bloomberg 一方佐藤氏を巡っては、21日開催の定時株主総会に向けて筆頭株主の
DICをはじめ、大株主がそろって同氏の取締役再任に反対する異例の事態となっている。DICは非公開化など各種提案に対する佐藤氏ら取締役会の対応が不十分であると主張する。
これに対し、佐藤氏は「DICの反対は知らされておらず、驚いた」とした上で、正式な買収提案を受けたのは2月で、3月には特別委を立ち上げており公正性、迅速性ともに問題はないとの認識を示した。2月以前にも事業会社やPEファンドを含め十数件の提案があったが、いずれも非公式なものだったという。
DICのほか、約11%の株式を保有する香港のヘッジファンド、
オアシス・マネジメントが企業統治(ガバナンス)不全などを理由に佐藤氏の取締役再任に反対を表明。東京商工リサーチによると、個人名義を含めて約10%を保有するとみられる創業家も再任反対の意向を固めたという。
太陽HDが米投資ファンドのKKRや日本産業推進機構(NSSK)から買収提案を受けているとブルームバーグは5月に報道。太陽HDは資本業務提携や特別目的会社を通じた非公開化などの各種提案を受けているとコメントしていた。
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