中国を訪問している公明党の斉藤鉄夫代表は23日、中国共産党序列4位の王滬寧・人民政治協商会議(政協)主席と会談した。日本側からはトランプ関税への
対抗措置として中国が打ち出したレアアースの輸出規制の見直しを求めたという。斉藤氏が現地で記者団に語った。
世界最大のレアアース生産・輸出国である中国は、米国の関税措置を受けて7種類のレアアースの輸出を制限すると発表している。これに対し、斉藤氏は、「きちんとした対応をして、この自由貿易体制のルールを守ってほしい」と要請。中国が経済大国としての責任を果たすことが日中経済だけではなく、世界経済の発展のためにも重要になると伝えたという。
会談は米国の関税措置による米中間の貿易戦争が激化する中で行われた。王氏は党最高指導部の中央政治局常務委員会を構成する7人の1人。斉藤氏は石破茂首相から習近平国家主席宛ての親書も渡した。最大の貿易相手国でもある中国に一定の配慮を示すとともに、米中間の対立が世界経済に与える懸念を明確に示した格好だ。
斉藤氏は、日本が米国に関税措置の見直しを訴え、緊密に協議を行っていく方針も説明。米中関係の安定は国際社会にとって極めて重要だとの認識を示した。中国側からは自らの立場について説明があったという。尖閣諸島を含む東シナ海情勢、邦人拘束、日本産水産物の輸入規制などの懸案事項についても日本の考えを伝えた。
この日の会談は両国の政党間外交の一環として行われた。27日からは自民党の森山裕幹事長が会長を務める日中友好議員連盟も訪中する。
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(詳細を追加し、更新しました)
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