日産自動車は5日午後にも取締役会を開き、12月に発表した共同持ち株会社設立を巡る
ホンダの提案を拒否する方向だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。
関係者によると、ホンダは最近日産に対して、同社の株式を取得して子会社化する案を提示。日産は同案について検討を重ねてきたが反対意見が多く、5日開かれる予定の取締役会で受け入れ拒否を決める可能性が高いという。
両社は昨年12月、共同持ち株会社を設立する方向で検討に入ると発表。2026年8月の上場を予定し、ホンダと日産の両社は上場廃止とした上で傘下に入るとしていた。両社は統合準備委員会で協議を進めていたが1月に入って日産が大株主の
三菱自動車が合流を見送る方向で調整に入ったとの報道などがあり、 当初は1月末をめどに発表するとしていた共同持ち株会社設立検討の方向性について2月中旬に延期されていた。
日産広報担当の永井志朗氏は当社から発表したものではないとした上で、統合準備委員会でさまざまな議論を進めている段階であり、2月中旬をめどに方向性を定めて発表する予定と述べた。ホンダ広報担当の中村圭太郎氏も同様のコメントを示した上で、2月中旬には方向性を発表できるように進めていきたいとした。
共同持ち株会社計画について会見で説明するホンダの三部社長(右)と日産の内田社長(都内、2024年12月23日)
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg 日産の内田誠社長は12月の会見で、両社の関係について「どちらが上、どちらが下ではなく、ともに未来を切りひらく仲間」と表現していた。対等の精神を前提としていたこれまでの枠組みを超えてホンダが日産の子会社化を提案し、2月中旬の期限を前に日産の取締役会が同提案を正式に拒絶する意思を示すことで、共同持ち株会社の計画自体が破談になる可能性も出てきた。日産にはホンダの案に賛成する幹部もおり、5日の取締役会でどのような結論が出るかは流動的だ。
朝日新聞は同日、ホンダと日産自動車が経営統合の協議を打ち切る可能性が浮上していることが分かったと複数の関係者を引用して報道。両社は近く取締役会を開き、統合協議の打ち切りなどについて協議するとしていた。
報道を受けて、日産の米国預託証券(ADR)は日本時間5日の取引で急落。一時前日比4.8%安まで売られた。ホンダ株も一時下落に転じる場面があった。
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ホンダが日産の株式を取得し子会社化する案を打診-NHK
*日産:ホンダとの共同持ち株会社検討の方向性発表、2月中旬に延期
(両社の広報コメントを追加して更新します)
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