中国人民銀行(中央銀行)は5日、人民元取引の中心レートを1ドル=7.2元より元高水準に設定し、元相場の下支えを継続した。米国との貿易対立の激化で元安圧力が強まっている。
人民銀は春節(旧正月)連休明けの同日、中心レートを1ドル=7.1693元に設定。昨年11月の米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利して以降、ドル高から人民元を守るため、中心レートを7.2元より元高水準に維持してきた。
みずほ銀行のアジア外国為替チーフストラテジスト、張建泰氏は「中心レート支援の現状維持は、米中の緊張がこれ以上エスカレートするのを避けるというスタンスと合致している」と述べた。
ゴールドマン・サックス・グループは中心レートが徐々に7.3元に向かい、オンショア人民元が7.4-7.5元の水準に達すると予想。ナショナルオーストラリア銀行(NAB)は、米国との貿易合意に至らない限り、人民元が7.5元に向かうのは時間の問題だと分析している。
原題:
China Maintains Yuan Support Via Daily Fixing Amid Trade War(抜粋)






