米ハイテク株と仮想通貨が同時下落－AIブーム一服で投機熱に冷や水

米株式市場で7日終了週に急落はなかった。
　最も明確な投機疲れの兆候は暗号資産（仮想通貨）市場に表れている。
数週間前から、AI絡みの株高は企業業績を大きく超えていると警鐘を鳴らしていた。
　上昇を見越したレバレッジ型ETFや仮想通貨関連商品でも、資金流入は途絶えてはいないものの、利益が一方向に出る展開ではなくなっている。
　同教授は述べ、「テーマとして、これらの分野はすべて強い自信という共通の相関を持っている。」
市場の懸念　　下落は一様ではない。
メタ・プラットフォームズ関連のETFも22%値を下げた。
　対話型生成AI「ChatGPT」を手がけるOpenAIのサラ・フライア最高財務責任者（CFO）が、米政府が「資金調達を可能にする保証を補強する」可能性に言及したことも、市場心理が悪化すれば、懐疑論が高まり、監視の目も厳しくなるだろう。
　　　7日終了週は、ミーム株と赤字のハイテク企業、新規株式公開（IPO）銘柄を追うそれぞれの指数はいずれも値下がり。
　デジタル資産関連ETFからは1週間で7億ドル（約1070億円）超の資金が流出。
新たに設定されたミーム株ETFも、1カ月前の投入来で20%以上下落している。
　こうした動きはミーム株の領域を超えて重要な意味を持つ可能性がある。
　もっとも、これは市場全体の急落を示すものではない。
　再びタイミングが重要になりつつあり、潮流がすべてを押し上げるような局面ではなくなっている。
ウォール街では、ボラティリティーの高いハイテク株や個人主導の流動性を先行して示す指標として、ビットコインを位置付ける見方が広がっている。
　「ビットコインは先を読む嗅覚を持っているとブルームバーグ・インテリジェンスのエリック・バルチュナス氏は言う。」
関連記事AI熱狂に異変か、OpenAI資金調達を市場不安視－「政府保証臆測呼ぶOpenAIのCFO、「AIにはもっと熱狂を」－市場の過度な警戒に異論原題：WallStreetThrillRideDerailedasDoubtsSeizeAI,CryptoBets　（抜粋） —取材協力SidharthaShukla。