米中対立再燃で半導体供給網に一段の不透明感－企業は混乱に備え

世界の半導体サプライチェーンに関わる企業が、米中貿易摩擦の激化による混乱に備えている。
　中国は自国産レアアースを微量でも含む素材の輸出に政府承認を義務付け、特定の半導体部品や軍事用途を含むAI研究用部品も対象に含めた。
　ASMLやアプライド・マテリアルズの装置は精密レーザーや磁石などレアアースを多く使用しており、影響が懸念される。
トランプ氏は関税を来月から130%に引き上げる方針を示し、レアアース規制を「敵対的な行動」と非難。
両国は今年春、一時的に関税を緩和し、レアアース輸出を再開することで休戦していたが、対立は再び激化している。