米企業経営者、「リセッション」口にせず―関税・インフレでも楽観

米国企業には、関税、インフレ、消費者の需要など多くの懸念材料があるが、「景気後退」はその中には含まれていないようだ。
　企業決算が3年以上ぶりに好調となったことを受け、米企業幹部の発言のトーンが改善していることが示されている。
スワップ取引市場では、2026年半ばまでに約100ベーシスポイント（ｂｐ、1ｂｐ＝0.01％）の利下げが織り込まれている。
バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）の最新調査によると、投資家の強気姿勢は過去6カ月で最も高く、トランプ米大統領による大規模な関税の発表で金融市場が混乱し、景気後退への懸念を引き起こす前の水準に戻った。
ただ、ドイツ銀行によると、第2四半期に関税が大きな逆風となった企業は一部にとどまるという。