米労働生産性指数、2022年以来の低下－単位労働コストは急上昇

米国の非農業部門の労働生産性指数は1－3月（第1四半期）にほぼ3年ぶりに低下した。
1年ぶりの大幅な伸びを示した。
　米国の貿易政策や税制の見通しが不明瞭な中で企業は投資計画の見直しを進めており、生産性の向上は移民の急増と相まって、新型コロナウイルス禍後の経済を後押しし、インフレ抑制に寄与していると広く見なされてきた。
　米金融当局は労働生産性データに注目している。
　1－3月の労働投入量は0.6％上昇。
　多くの企業は効率性改善に引き続き取り組んでいるが、高い借り入れコストや根強いインフレ、経済の不確実性により、設備投資に慎重にならざるを得ない企業もある。
民間航空機の生産拡大が反映された可能性が高い。