ホワイトハウスは10日、米政府閉鎖を終結させる超党派の合意を支持する立場を示した。これにより、向こう数日に政府機関が再開される見通しが強まった。
匿名を条件に語った米政府高官によると、トランプ大統領は当初から政府再開を望んでおり、今回の合意を前向きな進展とみなしている。共和党のスーン上院院内総務は9日夜にトランプ氏と合意内容について協議したと述べ、議会が法案を可決し次第、大統領が署名するとの見方を示した。
米議会上院は9日夜、連邦政府の閉鎖解除に向けた法案を前進させる手続き上の表決を実施し、可決した。穏健派の民主党議員の一部が同党指導部に反して支持に回った。
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政府機関の再開が近いとの期待から、10日の米国株は上昇。S&P500種株価指数は序盤から1%余り値上がりした。リスクオンのムードから安全資産とされる米国債が売られる一方、ドルが買われ、円が主要通貨の下げを主導している。
ただ、上院は依然として時間を要する手続きを経る必要がある。上院では10日、穏健派民主党議員との合意内容の審議が再開されたが、最終可決に向けた採決の日程はまだ決まっていない。スーン氏は採決が「数日ではなく数時間以内に」行われることを期待していると述べた。その後、同氏は10日中に採決に進めるかどうか不透明だと発言。同僚議員との会合前に記者団に対し、「依然として保留状態」にあると語った。
共和党のポール上院議員が産業用大麻規制を巡る投票を求めて手続きを阻んでいるほか、他の議員らは将来の政府閉鎖時に議員報酬を停止する措置の採決を求めている。
一方、共和党のジョンソン下院議長は、上院が法案を可決し次第、議会に戻るよう36時間前に議員らに通知すると述べた。こうした状況を踏まえると、政府再開は週末にかけてとなる可能性が高い。政府閉鎖が正式に解除されるまで、空の便の混乱や食料支援の遅延は続く見通しだ。
それでも共和党は今回の政府閉鎖問題で勝利を誇示している。ジョンソン下院議長は、41日目を迎えた政府閉鎖の「悪夢」がようやく終わりを迎えようとしていると記者団に語った。
下院での法案通過は確実ではないものの、ジョンソン議長は可決に必要な票は確保できるとの見通しを示した。
民主党内からは不満
一方、民主党穏健派の上院議員による造反でまとまった今回の合意案は、同党が政府再開の条件として求めてきた医療保険制度改革法(オバマケア)の保険料補助金の延長を盛り込めなかった。ただ、共和党から今後数週間以内にオバマケア補助金延長に関して別途採決するとの約束を取り付けた。
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だが、先の地方選に勝利し祝賀ムードに包まれていた民主党内からは激しい反発が起きている。カリフォルニア州のニューサム知事は今回の合意を「情けない」と一蹴。イリノイ州のプリツカー知事も、合意における共和党側の譲歩を「空約束」と痛烈に批判した。
共和党のジョンソン下院議長
写真:アーロン・シュワルツ/ブルームバーグ
原題:
White House Backs Deal to End US Shutdown in the Coming Days (1)、Thune Says Monday Vote on Stopgap Bill Is Uncertain(抜粋)
— 取材協力 Caitlin Reilly and Steven T. Dennis
(スーン氏の発言を5段落目に追加して更新します)






