米格付け、最上位からムーディーズが引き下げ-「安全資産」に逆風
記事を要約すると以下のとおり。
米格付け会社ムーディーズ・レーティングスは、米国の信用格付けを最上位から引き下げた。 米国の債務と財政赤字がさらに拡大する恐れがある。関連記事:トランプ氏推進の税制法案、下院予算委で否決-一部共和党議員が造反 ムーディーズは1年余り前、米国の格付け見通しを「ネガティブ」に変更したが、今回の格下げ後の見通しは「ステーブル(安定的)」とした。「米国が持つ経済・財政の著しい強さは認識しているが、これらの強みだけで財政指標の悪化をもはや完全に埋め合わせることはできない」と認識を示した。 ベッセント米財務長官は今月に入り、連邦財政が持続不能な軌道にあると警戒感を示した。関連記事:ベッセント氏、米債務上限「警戒ゾーン」と再警告-時期言明せず ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、トレーシー・チェン氏は「今回の格下げは、投資家が米国債利回りの上昇を求める見通しを暗示する」と分析。GDP比100%という債務水準も世界的には「珍しくない」という。 スティーブン・チャン広報部長は、X(旧ツイッター)への投稿で、ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、マーク・ザンディ氏を名指しし、政権の政策を長年批判してきた人物だと糾弾した。 ムーディーズ・レーティングスはムーディーズ・アナリティクスとは別組織だ。
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