富士ソフトは20日、米投資会社
KKRが同社に対して実施していた株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。27日付でKKRの子会社となる。
KKRは1株9850円で富士ソフトへのTOBを実施しており、19日が期限だった。発表によると、買い付け予定数の下限である19.25%(現在の持ち分と合わせて53.22%)を上回る応募があり、計57.92%の株式を保有することになるという。
KKRは同社の非上場化を目指しており、株式併合により全株の取得を目指す。少数株主からの株式買い取り手続きのため、富士ソフトは4月下旬に臨時株主総会を開催する予定。TOBを経たKKRの持ち分は株式併合手続きに必要な3分の2には届かなかったが、パッシブファンドなどの保有分を合わせて手続きを進める。富士ソフトは上場廃止となる。
米
ベインキャピタルとの間で昨年9月以来、約半年にわたり繰り広げられた争奪戦が幕を閉じることになる。TOB成立を受け、KKRジャパンの平野博文社長は「弊社のグローバルネットワークと専門知識を活用し、富士ソフトの事業成長、企業価値向上と次なる変革の実現を全面的に支援していく」とのコメントを発表した。
KKRは昨秋から2段階のTOBを実施しており、すでに株主総会で重要提案への拒否権を持つ3分の1超を保有していた。創業家の協力を得て買収合戦に参画したベインは、KKRの第2回TOB価格を上回る提案などで買収を模索。双方が価格を引き上げた末、ベインはKKRによる2度目の価格引き上げを上回る再提案を断念していた。
買収合戦に幕
KKRが発表したTOB価格
出所:ブルームバーグ
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(富士ソフトの発表を受けて記事を更新します)
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