英中銀、経済不振で高まる利下げ圧力－19日に金融政策発表

イングランド銀行（英中央銀行）が、今週開催の金融政策委員会（ＭＰＣ）を前に、追加利下げ圧力に直面している。
　イングランド銀が0.25ポイントの利下げをした5月の会合から、雰囲気は変わってきている。
　英国経済は4月、関税の影響で対米輸出が過去最大の落ち込みとなり、縮小した。
 Source:BloombergEconomics据え置きの公算　　中東の緊張を背景に原油価格が急騰し、総合インフレ率も依然として高止まりしていることから、9人で構成されるＭＰＣは今週、政策金利を現行の4.25％に据え置くとみられている。
　モルガン・スタンレーの英国チーフエコノミスト、ブルーナ・スカリカ氏は13日のリポートで、「段階的かつ慎重な基本路線は変更されないとみられるが、議事要旨の文言にハト派寄りのトーンがにじむ可能性があると指摘した。」
攻撃が行われた13日未明には、原油価格が一時13％急騰した。