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英政府、上期に約1.5兆円の借り入れ超過-財政難いっそう浮き彫りに

記事を要約すると以下のとおり。

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今財政年度前半の半年間に英国の政府借入額が予想を72億ポンド(約1兆4600億円)上回ったことが明らかになった。リーブス財務相が目指す財政再建の道のりの厳しさが示唆される。
  今財政年度上期の英国の財政赤字は998億ポンドに増加。予算責任局(OBR)は3月に926億ポンドと予測していた。
  政府統計局(ONS)によると、9月だけで政府借入額は202億ポンドと、単月として新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降で最大、統計史上でも2番目の規模に上った。国債利払い費の急激な増加が借入額を大きく押し上げたという。
  9月単月の数字はほぼ市場予想の範囲内だったが、上期全体の状況は、11月26日の秋季財政報告を前に公的財政が極めてぜい弱な状態であることを浮き彫りにする。このため秋季財政報告でリーブス氏は、痛みを伴う増税を打ち出さざるを得ないとみられている。

  WPIストラテジーのチーフエコノミスト、マーティン・ベック氏は「このままのペースで進めば、2025-26年度の借入総額はOBRの通年予測を100億ポンド程度超過する可能性がある。その場合、財政赤字は国内総生産(GDP)比5%近くになる。経済がほぼ完全雇用状態にあり、パンデミックやエネルギー危機といった衝撃から回復して既に久しくなっている状況にしては、異例に大きな水準だ」と指摘した。

  ぜい弱な公的財政は、リーブス氏のかじ取りをいっそう難しくする。ブルームバーグ・エコノミクスによると、借り入れコストの上昇、社会福祉支出削減の撤回、OBRが予測する生産性の低下を踏まえると、リーブス氏が自ら定めた99億ポンドの財政余力を回復させるためだけで、350億ポンドの新たな歳入を確保しなければならない。
  リーブス氏の「日常的な支出は税収で賄う」という財政規律の基準で見ると、上期の支出はOBRの予測をさらに大きく上る。
  英有力シンクタンクの財政研究所(IFS)は、この借り入れ超過はOBRの長期予測に影響しかねないと警告。IFSの調査エコノミスト、ニック・リドパス氏は、インフレ率が上昇すれば社会福祉給付や利払いの費用が増加する一方で、「税収も増えるのが通例だが、少なくとも今のところは、税収にその押し上げは現れていない」と指摘した。

  さらに、「この傾向が続き、経済成長による税収増加が想定を下回る場合、リーブス氏が11月や今後の財政で向き合わざるを得ない財政の数字は一段と厳しくなる恐れがある」とリドパス氏は続けた。
  今回発表された財政統計はOBRに報告され、OBRが策定する新たな経済・財政見通しに反映される最後のデータとなる。OBRは次回の経済・財政見通しを秋季財政報告の5日前に予定している。
原題:
UK Borrowing Overshoots by £7.2 Billion Before Key Budget (1)(抜粋)

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[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 英政府、上期に約1.5兆円の借り入れ超過-財政難いっそう浮き彫りに

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