スターマー英首相は1日、低迷する支持率回復と、不評だった秋季予算案(予算計画)への理解を得ることを目指し、社会保障費抑制への取り組みをあらためて約束する。
リーブス財務相は11月26日、総額約
260億ポンド(約5兆3700億円)の増税を盛り込んだ予算計画を公表した。スターマー首相は1日に行う演説で、生活費の負担を軽減し、経済の安定を確保する財務相の予算計画を擁護する一方、今後数年の優先課題を提示する。
福祉給付の対象を第1子と第2子に限定している現行制度が子供の貧困拡大につながるとの批判を受け、制限の撤廃が予算計画に盛り込まれた。福祉予算のさらなる増大につながるが、スターマー首相は社会保障費削減をあらためて公約する予定だ。首相官邸が演説内容の抜粋を事前に公開した。
最近数カ月の世論調査では、ナイジェル・ファラージ党首率いる右派ポピュリスト政党「リフォームUK」が与党労働党をリードする状況が続く。スターマー首相とリーブス財務相は支持回復を図るよう強い圧力にさらされており、首相のリーダーシップと状況を好転させる能力に疑問の目が向けられている。
リーブス氏の予算計画が、立て直しを一層難しくしたようだ。ユーガブの世論調査結果によると、財政パッケージとしては、2010年の調査開始以降で2番目に
悪い評価となった。
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福祉予算を増額する一方、所得税の課税基準を凍結し、公約に反して勤労者が実質増税となった点に批判の矛先が向かう。野党・保守党は「福祉依存層のための予算」と酷評した。
スターマー首相は「福祉国家が人々を貧困だけでなく、失業に陥らせる現実に立ち向かわなければならない。若者の可能性を阻む要因を取り除く必要がある」と1日の演説で訴える。
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原題:
Starmer Pledges Fresh Push to Curb Welfare in Post-Budget Sell(抜粋)





