英ＧＤＰ、４月は予想以上の大幅な落ち込み－利下げ観測強まる

英国の国内総生産（ＧＤＰ）は大幅な増税とトランプ米大統領の関税で大きく縮小した。
1年半ぶりの大幅な落ち込みで、ブルームバーグが調査したエコノミスト予想の0.1％減を下回った。
　失業者の増加と増税、トランプ氏の世界的な貿易戦争に企業と消費者が向き合う中で、4－6月（第2四半期）は低調なスタートとなった。
大規模な支出計画に必要な歳入の確保が難しくなり、秋の予算で追加的な増税を打ち出さざるを得なくなる可能性が高まると、イングランド・ウェールズ勅許会計士協会（ＩＣＡＥＷ）のエコノミクスディレクター、スレン・ティル氏は述べた。
　イングランド銀行（英中央銀行）による年内の利下げは、計50ベーシスポイント（ｂｐ、1ｂｐ＝0.3%inApril（抜粋）TradersAddtoBOECutBetsAfterUKEconomyShrunk0.01％）があらためて完全に織り込まれた。