3日の米株式市場で大手銀行株が急落。このままいけば1日の下げとしては2023年3月の地方銀行危機時以来で最悪となる。トランプ米大統領による相互関税の発表を受け、世界中で株価が大きな打撃を被っている。
KBW銀行指数は一時9.1%安となった。
シティグループとバンク・オブ・アメリカ(
BofA)、
モルガン・スタンレーはそれぞれ10%以上の下落。
JPモルガン・チェースは一時7.5%安となり、時価総額にして500億ドル(約7兆3000億円)超が吹き飛んだ。
シーポート・リサーチ・パートナーズのアナリスト、ジム・ミッチェル氏は「金融業界は関税への直接的なエクスポージャーはないものの、広範な関税引き上げが経済全体や活動の水準に与える間接的な影響を巡る不確実性とそれに伴う市場のボラティリティーは当面、銀行株の動きを左右しそうだ」と分析した。
一部アナリストは、銀行は短期的に、手数料収入の減少や消費者マインドの悪化によって打撃を被る恐れがあるとみている。
バークレイズのアナリスト、ジェーソン・ゴールドバーグ氏は3日、ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガンなど11行について、2025年第1四半期と通期の1株利益予想を下方修正した。手数料収入の低下見通しや貸倒引当金が増加するとの想定を理由に挙げている。
原題:
Citi, Bank of America Lead Worst Rout Since Regional Bank Crisis(抜粋)




