欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は21日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、ユーロ高とエネルギーコストの低下により、ECBは2%のインフレ目標達成に近づいていると述べた。
デギンドス氏は、為替とエネルギーコストがユーロ圏の消費者物価の「下押し圧力」となると指摘した。また、米国による関税の影響は不明確だが、短期的にはデフレ要因となるとの見方を示した。同氏は「デフレ圧力は継続している。そう遠くない将来、持続可能な形で価格安定の目標を達成できる」と述べた。
ECBは6月に再び利下げを行うとみられている。政策委員会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は20日、ブルームバーグに対し、経済回復を確保し、インフレ率が2%を下回らないようにするためには「穏やかな支援策」が必要になる可能性があると話していた。
基礎的な物価の上昇が続いているため、ユーロ圏のインフレ率は4月、2.2%で前月から横ばいだった。アナリストはインフレ率が5月に低下し、2%を下回る可能性があると予測している。
欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は19日、ユーロ圏のインフレ率が今年2.1%、2026年には1.7%に後退すると
予想した。
デギンドス氏は、欧州委員会が25年の成長予測を下方修正したことに触れ、6月にECBが発表する新たな四半期経済予測も「同じ方向性」になる可能性が高いと明かした。同氏は「3月、私たちは成長リスクは下方に傾いていると明確に述べた。今、その時点で指摘したリスクの多くが現実のものとなっていると言える」と語った。
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原題:
ECB’s Guindos Sees Price Target Hit Sooner Rather Than Later (1)(抜粋)




