欧州中央銀行(ECB)には利下げ余地があると、ECB政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス銀行(中銀)総裁が28日述べた。
総裁はラジオRTLとのインタビューで、米国の関税措置によって引き起こされた貿易戦争は世界経済の重しとなるものの、欧州のインフレ動向には影響しないとの見通しを示した。
「追加的なインフレは起こらない。今年も来年も、それは強く保証できる」とし、「ECBのインフレ率目標は2%前後だ。現状2.2%で、ほぼ目標に達しており、達成できるはずだ。これは重要な意味を持つ。つまり、利下げに向け漸進的な余地がまだあるということだ」と話した。
総裁は経済成長を巡り、フランスには幾つか好材料があるとしながらも、「恐らく減速に向かうトレンド」だと指摘。
その上で「フランスや欧州がリセッション(景気後退)に陥るとはみていない。リセッションなしにインフレ局面を脱するというのが引き続きフランス銀の基本シナリオだ」と述べた。
原題:
ECB Still Has a Gradual Margin for Rate Cuts, Villeroy Says (抜粋)






