JPモルガン、S&P500種予想を一転引き上げ-株高継続で強気修正
記事を要約すると以下のとおり。
JPモルガン・チェースは、S&P500種株価指数の目標を一転して引き上げた。しかし現在は、6000を年末目標としている。それでも、同氏の従来予測と比べれば明らかに強気な見通しだ。上昇を支える要因として、人工知能(AI)に加え、ボラティリティーやモメンタムの改善が示唆される中でのシステマティック戦略による安定した買い、株価下落局面で買いを入れるアクティブ運用ファンドからの資金流入を挙げた。その後も一部の関税が撤回されたり、株式市場に一定の混乱はもたらしている。関連記事:米雇用統計、労働市場の緩やかな減速示唆-賃金は予想上回る伸び(3) 関税を巡る混乱局面にあった4月初旬に、株式相場見通しを引き下げペースは新型コロナウイルス禍が始まった2020年以来の速さだった。こうした予想の迷走は、市場の方向性がトランプ氏の気まぐれな経済政策に大きく左右される中、予測が難しいことを浮き彫りにしている 目先は株価上昇方向のスクイーズが差し迫っていると、JPモルガンではみている。最も確信度の高い取引としてモメンタム株、特にハイテク7社「マグニフィセント・セブン」や半導体、その他AI関連の恩恵を受ける銘柄を挙げた。その場合は景気循環株や小型株といった、これまで出遅れていたセクターが少なくとも一時的に復活するかもしれないと続けた。
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