10日のロンドン金属取引所(LME)の銅相場は反発。世界的なリスク資産のリリーフラリーに伴い一時約2年ぶりの大幅高となったが、米中貿易戦争激化でやや上げ幅を縮小した。
トランプ米大統領が世界貿易の再編に向けた取り組みを強化する中、工業用商品相場は数週間にわたり圧迫されてきた。トランプ政権は今週に入り一部の国・地域に対する上乗せ関税の一時停止を発表した一方で、中国からの輸入品への関税が合計で少なくとも145%に達すると明らかにした。政権の関税政策が二転三転しているため、投資家の間では関税が商品需要や貿易フロー、金融政策に及ぼす影響を巡る不透明感が続いている。
中国糧油(コフコ)フューチャーズのアナリストは、「投資家は今は様子見をせざるを得ない。次に何が起こるのか、誰にも予測できない」と指摘した。
LMEの銅相場は現地時間午後5時26分(日本時間11日午前1時26分)時点で3.5%高の1トン=8914.50ドル。年初来でもプラス圏に戻った。
LMEの他の金属も上昇。アルミニウムは1.7%高と、16営業日ぶりに反発。スズは4%余り値上がり。9日には、コンゴ民主共和国にある主要鉱山の操業が再開されるとの報を受け、2022年以来の大幅安となっていた。
原題:Copper Pares Gains as Trade War Blunts Biggest Jump in Two Years(抜粋)






