テクノロジー株がけん引役となり、米主要株価指数が最高値更新に近づく中、テクニカルアナリストの間では、他のセクターも続いて上昇しなければ、今後数カ月で売り圧力が強まるとの見方が広がっている。
S&P500種株価指数は米関税問題を巡る4月の大幅下落から急反発しており、最高値まで1%未満に迫っている。ただし、S&P500構成銘柄のうち200日移動平均を上回っている銘柄の割合は、5月以降ほとんど動きが見られない。これは市場の広がりを示す上で重要な指標となる。また、市場全体の参加度をより反映していると見られることが多い均等加重のS&P500種は、昨年11月に記録した最高値を4%余り下回っている。
ジャニー・モンゴメリー・スコットなどでチャート分析を行うアナリストらは、金融や運輸、小型株といった他の主要セクターの強い後押しがなければ、米国株は今後数カ月で失速する可能性を指摘する。ただ、通商や地政学的な面で重大かつ予想外のショックがなければ、勢いだけでS&P500種を支え続ける余地もあるという。
ジャニー・モンゴメリー・スコットのテクニカルストラテジスト兼リサーチ部門アソシエートディレイクター、ダン・ワントロブスキ氏は「短期的に見ると、相場は非常に買われ過ぎの状態にある」と述べ、「S&Pとナスダックが節目を超えても、幅広い銘柄を伴うものでなければ、調整に注意すべきだ」と語った。
ワントロブスキ氏を含むアナリストらは、チャートパターンやモメンタムの予測、季節的傾向の分析を基に8月に弱さが見られる可能性を挙げている。
原題:
S&P 500 Chart Watchers Fret Over Rally’s Narrow Leadership Ranks
(抜粋)






