現在のドル支援要因が反転した場合、ドルは2000年代のような急上昇と急降下のサイクルをたどる可能性があり、トレーダーは長期的な売り圧力に備えるべきだとRBCキャピタルマーケッツが警告している。
ドルは今年、トランプ米大統領の政策に対する不透明感からすでに大きな打撃を受けている。ただ、株式相場の急上昇や巨大なパッシブ投資ファンドを中心とするグローバル投資家による米資産への資金配分が支えとなってきた。
RBCの為替ストラテジスト、リチャード・コチノス氏によれば、海外投資家がここ20年にわたり高値圏にある米資産、特に株式を好み、その資金流入が結果的にドルを押し上げてきたという。
同氏はリポートで、「この集中投資は過去15年間はうまく機能したが、現在の環境ではリスクを伴う」と指摘。「需要(および相対的パフォーマンス)の変化が明確に表れれば、為替に重大な影響を及ぼし得る」との見方を示した。
また、2000年にITバブルが崩壊した後のように、資本がショックから分散に向かえば、ドルは大幅な下落局面に入るとし、01年から08年にかけて見られたドルのピークから40%値下がりと同じ程度の動きとなる可能性に触れた。
原題:
Dollar Faces Risk of 2000s’ Boom-and-Bust 40% Decline, RBC Warns(抜粋)





