欧州中央銀行(ECB)はインフレを抑制できるとの楽観を強めており、それを10月の政策判断に反映させると、ラガルド総裁が語った。
ラガルド氏は30日にブリュッセルの欧州議会で議員らに発言。政策委員会内で利下げ気運が高まっていることを、これまでで最も強く示唆した。
「前年のエネルギー価格大幅下落が前年比の統計から外れるため、インフレ率は今年10-12月(第4四半期)に一時的に加速する可能性がある。それでも、最近の動向はインフレ率が速やかに目標に戻るというわれわれの自信を強めている」と述べ、「10月の次回政策会合で、それを考慮に入れる」と続けた。
ラガルド氏はユーロ圏経済が逆風に直面しているとも述べ、ドイツ債は下げを解消。同国10年債利回りは一時2.18%に上昇していたものの、前週末比横ばいの2.13%に戻った。短期金融市場で織り込まれる10月の0.25ポイント利下げの確率はやや上昇して85%となった。
ラガルド氏の発言は、23日に発表された9月のユーロ圏HCOB総合購買担当者指数(
PMI)速報値が予想を大きく下回って以降で初めて。この低調な指標をきっかけに、市場は10月17日の会合でECBが連続利下げを決定するとの見方を強めた。
ECB、10月利下げ見通しが市場で台頭-ユーロ圏経済悪化で (1)
「先行きについては、いくつかの調査指標が抑えられた水準にあることは、回復が逆風に直面していることを示唆している」とラガルド氏は指摘。「実質所得の上昇で家計消費が増加するはずであるため、回復はやがて強まると期待している」と続けた。
原題:
Lagarde Says ECB Getting More Confident of Taming Inflation (1)(抜粋)
(第4段落以降に情報を加えます)






