世界の債券指標は2022年の安値から20%超上昇した。米労働市場データの軟化を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)が一段の金融緩和に踏み切るとの観測が強まっている。
先進国と新興国の国債や社債を対象としたブルームバーグのグローバル総合指数は、幅広い債券市場の上昇を受けて2022年3月以来の高水準に達した。
市場ではFRBが来週利下げに動くとの見方が広がっており、一部では0.5ポイントの利下げを予想する声もある。インフレ鈍化や労働市場の弱さが見え始める中、各国中銀が利下げに動いていることを受け、債券は上昇基調を強めている。
ウエストパック銀行の金融市場戦略責任者、マーティン・ウェットン氏は「イールドカーブが強く方向性を示しており、それも利回りを求める買いが広がった一因だ。米市場で相当規模のショートポジションが積み上がっていたことも背景だろう」と述べた。
反発が続く一方で、財政リスクの高まりを背景に長期債は依然として圧力を受けている。フランスでは首相が債務危機への警戒を呼びかける中で政権が崩壊。英国ではリーブス財務相が11月に発表予定の成長と歳出抑制のバランスを取る政策案が注目されている。
日本では、石破茂首相が退陣を表明したことで不透明感が高まり、財政規律に対する姿勢が現政権よりも甘いと見なされる後継者の登場が懸念されている。
原題:
Global Bonds Climb 20% From 2022 Low With Fed Set to Resume Cuts(抜粋)







