6日の日本市場では円相場が対ドルで151円台後半に小幅反落。米大統領選挙の投開票を前に進んだ「トランプトレード」による米金利上昇・ドル高の巻き戻しが一服、反動でドルが買われている。きょうは米大統領選の開票速報を見ながらの展開となりそうだ。株式と債券は上昇する見通し。
注目の米大統領選は5日に投開票の日を迎えた。トランプ前大統領と民主党候補のハリス副大統領は米国史上例を見ない接戦を繰り広げており、最終結果の判明には何日もかかる可能性がある。開票速報は米東部時間午後6時(日本時間6日午前8時)過ぎから伝わる見通し。
円相場は早朝に1ドル=151円34銭と、10月23日以来の高値を付けた。その後は徐々に売りに押され、152円に接近している。
米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の清算値は3万8970円と、大阪取引所の通常取引終値(3万8660円)に比べ310円高。債券先物の12月物は夜間取引で5日の日中取引終値比13銭高の144円40銭で終えた。
外国為替
円相場は一時1ドル=151円91銭まで小幅に下落。「トランプトレード」による米金利上昇・ドル高の巻き戻しが一服して反動安となっている。
ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクターは、円相場の下落について「あくまで選挙の結果が判明する前の調整の範囲内の動きだ」と説明。為替相場は激戦のミシガン州やノースカロライナ州、ジョージア州の結果を見極めて、ドルが方向感を持って動き出すのではないかと予想した。
株式
株式相場は続伸の見込み。米供給管理協会(ISM)非製造業指数が市場予想を上回り堅調だった米国市場の流れを引き継ぐ。市場の注目は米大統領選の結果にあり、激戦州でトランプ氏が優勢と報道されれば、同氏の減税策などへの期待が高まり日本株に追い風となる。
東洋証券の大塚竜太ストラテジストは、各州の結果によって相場が動く可能性はあるが、「最後がどうなるかを見ないと本格的には動けない 」と話す。トランプ氏が勝利した場合、日本株はポジティブに反応した後、政策に関心が移り様子見ムードになるとみる。ハリス氏勝利なら「今までと変わらないということで、そこまで失望とはならない」と言う。
債券
債券相場は上昇が予想されている。外国為替市場で円高が進んだことや、好調な10年債入札結果を受けて米長期金利が上昇から低下に転じた流れを引き継ぐ。その後は米大統領選の開票結果をにらみつつ上下する展開になりそうだ。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、上昇して始まった後は「米大統領選の開票を見ながら動く」と予想。トランプ前大統領が優位ならドル高・円安、米金利上昇で日本国債に下落圧力がかかり、ハリス副大統領が優位ならその逆の反応になるというのが「基本的な構図だろう」と語る。
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