農林中央金庫のドル建て債スプレッド(上乗せ金利)が拡大した。同金庫は19日、今期(2025年3月期)純損失が従来予想を上回り、最大2兆円規模に拡大する可能性があるとの見通しを示した。
ブルームバーグのデータによると、28年償還予定のドル債のスプレッドは93.1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、前日の約90bpから拡大。29年償還予定のドル債は91bpと前日比約2bp拡大した。いずれも約2週間ぶりの高水準。
農林中金は巨額の含み損を抱える外国債券の損失処理を進めている。今期の純損失は6月に予想した
1兆5000億円程度からさらに拡大する見通しとなった。奥和登理事長は会見で、米国のトランプ次期政権の「政策インパクトを巡る不透明感がリスク」だとし、米金利反転に備えて財務健全化を急ぐ考えを示した。
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