11月29日に投票が行われたアイルランド下院総選挙(定数174、比例代表制)では、ハリス首相が率いる統一アイルランド党(FG)と共和党(FF)の連立与党2党が政権を維持する可能性が濃厚となった。
このところ世界的に政権与党が敗北する選挙が相次いでいたが、アイルランドの有権者は現政権の継続を選択したようだ。
開票が3分の2を超えた段階で、FFとFGの獲得議席は合わせて80を超える見通し。過半数には88議席が必要。小規模政党ないし無所属議員と合意に至れば過半数に達すると予想される。野党シン・フェイン党(SF)は40議席近くを獲得する見通しだが、FFとFGはいずれもSFとの連立を否定している。
最終結果が明らかになるのは12月2日以降になる見込みだ。
ハリス首相(11月30日)
Photographer: Dan Kitwood/Getty Images ハリス氏は、4月の首相就任後の支持率急上昇を受け、早期選挙に打って出た。しかし選挙戦中に失言が相次いだことで人気は続かず、マーティン元首相率いるFFの支持率が急伸した。得票率でFFがFGを上回ればマーティン氏は連立交渉を優位に進められる。
今回の選挙は、英米などで見られたように、移民の増加とその住宅供給などへの影響を巡る懸念の高まりで政権与党が打撃を受けるかどうか注目されていた。
Sinn Fein's Rise Challenges Two-Party Dominance in Ireland
Source: ARK; Houses of the Oireachtas; Irish Times
原題:
Ireland’s Ruling Parties Set to Keep Power After Tight Vote (1)(抜粋)





