ポンドが大きく売られた8日は、オプション取引が2022年のポンド急落時以来の活況を呈した。ポンドに対する不安が深まっている兆候だ。
米証券保管振替機関(DTCC)のデータによれば、ポンドのオプション取引高は8日に137億ポンド(約2兆6600億円)と、前日の約3倍で22年9月23日以来の高水準となった。当時はトラス政権が発表した大型減税案を受け、市場でポンド売りが広がり、同月26日には対ドルで最安値を更新した。
ノムラ・インターナショナルによると、ポジションの大半はポンド下落を見込むもので、中には現在の水準から7%安となる1.15ドルをターゲットとしているものもある。ポンドは9日、対ドルで23年11月以来の安値を付けた。
ノムラのシニア外国為替オプショントレーダー、サーガル・サンブラニ氏(ロンドン在勤)は「今年は英国が注視され、市場で著しいボラティリティーが起きている」と述べ、「22年の『財政の持続可能性』に対する懸念と、それに伴うポンド売りとの類似性から、期間3-6カ月で1.15-1.19ドルのレンジをターゲット(とするデジタルオプション)が極めて人気が高い」と指摘した。
原題:
Pound Trading Frenzy Shows Option Market’s Fear of Truss Redux(抜粋)




