ロス近郊山火事、消火活動で鎮火前進-当局者は責任のなすり合い
記事を要約すると以下のとおり。
米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で7日に発生し、強風で燃え広がり甚大な被害をもたらした山火事は10日に入り、消火活動によって鎮火が進み始めた。 カリフォルニア州のニューサム知事は、同州の防火対策を批判しているトランプ次期大統領にも、ロサンゼルスを訪れるよう要請する書簡を送付し、消火栓の水が繰り返し不足した原因を調査するよう求めた。当局者によると、気象パターンの変化に伴い風はいったん弱まる見通しで、消火活動がさらに進む可能性がある。サントレリ氏は「ロサンゼルスの盆地全域で風が弱まり、これ以上の山火事の拡大は抑えられる。」被害拡大 米国第2の都市ロサンゼルスでは、火災の被害規模が明らかになりつつある。 カリフォルニア州は9日、保険会社に対し、被災地域や、賃金損失やサプライチェーン(供給網)の混乱などの間接的な経済的損失は、推定1350億-1500億ドル(約21兆3200億ー23兆6800億円)に上る。 この数字が正しければ、米国環境情報センターの記録にある、1980年以降に発生した23の大規模な山火事は、保険会社の経営も圧迫しそうだ。 9日にカリフォルニアの規制当局に提出された同社の電力設備が原因とされる甚大な山火事の結果、2019年に破産を申請した。カリフォルニア州ロサンゼルスで発生した山火事、一時は約18万人の住民が避難に追い込まれたSource:Bloomberg 地元テレビ局は、山火事の1つが同局のアンテナが設置されている山頂近くまで迫っているため、放送が中断される可能性があると伝えた。 全米フットボールリーグ(NFL)は、13日にロサンゼルスで予定されていたロサンゼルス・ラムズとミネソタ・バイキングスの試合も、今週は延期された。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ロス近郊山火事、消火活動で鎮火前進-当局者は責任のなすり合い