三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の株価が28日、終値ベースでの上場来高値を約19年ぶりに更新した。日本銀行が半年ぶりの追加利上げに踏み切ったが、今後も利上げが続くとの見方から収益底上げ期待が高まっている。
28日の終値は前日比2.5%高の1969.5円と2006年4月7日の1930円を上回り、終値ベースでの高値を更新した。一時、同3.2%高の1982円まで上昇し、日中取引ベースでの高値も2日連続で更新した。
終値ベースでの高値を更新
MUFGの株価推移
日銀が今月24日の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%から0.5%への引き上げを決定。政策金利は17年ぶりの高水準になった。金利上昇は貸出金利ざやの拡大などを通じて銀行収益の押し上げ要因となる。
日銀は引き続き、次の利上げのタイミングを探るとみられ、市場金利の先高観が強まることも予想される。28日は
三井住友FGが前日比2.2%高の3891円と07年7月以来、
みずほFGは同2.8%高の4162円と08年10月以来の高値でそれぞれ取引を終えた。
野村証券の高宮健アナリストは投資家向けリポートで「次の日銀利上げを織り込み始める過程で、銀行株は再び上昇していく」と指摘。一方、SMBC日興証券の佐藤雅彦アナリストは24日付のリポートで「銀行株は既に大手行を中心に政策金利0.75%を織り込んだ水準にある」との見方を示した。
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