米住宅建設業者の業況感を示す住宅市場指数は2月に低下し、ドナルド・トランプ氏の大統領就任前以来の低水準となった。高い住宅ローン金利や関税を巡る懸念により、当初広がった新政権に対する楽観は大きく後退した。
キーポイント
住宅市場指数は前月比5ポイント低下の42
昨年9月以来の低水準
ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の全てを下回る予想中央値は46
6カ月先の販売見通し指数は13ポイント低下の46低下幅は新型コロナウイルス感染がパンデミックとなって以来最大
同指数は50を上回ると、事業環境を悪いとみるよりも良いとみる住宅建設業者が多いことを示す
全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが発表
US Homebuilder Confidence Tumbles in February
Future sales and overall market index drop on tariffs, pricing concerns
Source: National Association of Home Builders/Wells Fargo
NAHBのカール・ハリス会長は発表文で、「建設業者は、規制改革を中心とした不動産開発の促進政策に期待を寄せているが、政策の不透明感とコスト要因により2025年への期待はリセットされた」と指摘した。
11月の大統領選でのトランプ氏勝利後、規制緩和や経済成長加速への期待を背景に建設業者の業況感は大きく高まっていた。だがここ数カ月は住宅ローン金利が7%付近で高止まりしており、需要は減退、また建設企業の株価は大きく下落している。
そうした中、トランプ政権が表明しているカナダとメキシコへの関税計画と、既に発動済みの中国製品への10%関税は、既に買い手の確保に苦慮している住宅建設業界に価格上昇のリスクをもたらしている。
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NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディーツ氏は発表文で「家電製品の32%、針葉樹材の30%が国際貿易によってもたらされることから、関税の規模と範囲を巡る不透明感により建設業者はコストに対する懸念を一段と強めている」と記した。
販売の現況指数は46に低下。購買見込み客足指数は29に下げた。
地域別では4地域全てで業況感が悪化。特に北東部では2020年4月以来の大幅な落ち込みとなった。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:
US Homebuilder Sentiment Drops to Five-Month Low on Tariff Costs(抜粋)








