債券市場で人気の取引の一つが、欧州で新たな勢いを得ている。
10年物ドイツ国債の利回りは43ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)急騰し、経済成長が加速、インフレ率が上昇する可能性があることを踏まえ、市場が長期債により高いリターンを要求するだろうという考え方だ。
GermanYieldCurveSteepensSharplyInvestorsseesteepeningcontinuing,ledbylongendSource:Bloomberg ヌビーンのマクロクレジット責任者でグローバル投資ストラテジスト、ローラ・クーパー氏は「ドイツ国債のイールドカーブスティープ化は、年末まで主要なテーマであり続けるだろう」と言う。
トランプ米大統領の関税脅威により、ECBは先週、インフレ沈静化と各国政府による財政刺激強化の準備を理由に、利下げの終了が近いことを示唆した。
ドイツやその他の欧州連合(EU)加盟国が防衛費の増額を準備し、EUは財政赤字に関する規則を緩和しようとしている。
ECBについては、4月に0.25ポイントの追加利下げが行われるかどうかは、今や五分五分とみられている。