米PPI、4月は予想外に低下-関税に伴う企業の利益率低下映す
記事を要約すると以下のとおり。
4月の米生産者物価指数(PPI)は予想外に低下し、5年ぶりの大幅な落ち込みとなった。前年同月比では2.9%上昇。生産者は関税により輸入原材料などで打撃を受けているが、消費者に転嫁していないと指摘。その上で「企業の利益率が持続的に圧迫されているるかどうかを判断するには、なお時間を要するだろう」と述べた。 PPI統計によると、食品とエネルギーを除く財価格は2カ月連続で低下。高騰していた卵は39%余り下落した。このうち40%以上は、機械と自動車の卸売りにおける利益率低下が要因だった。PCE価格指数はインフレ指標として米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するため、アナリストはこれらのPPI項目に注目している。 関税がコスト増を招く恐れがある半面、多くのコモディティー(商品)価格が抑制された水準にあり、価格転嫁の度合いを和らげるかもしれない。原材料価格は食品およびエネルギー価格の下落を背景に大幅低下した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米PPI、4月は予想外に低下-関税に伴う企業の利益率低下映す