ジャンク債価格は3日、世界的に急落した。トランプ米政権の高関税政策が世界経済の成長懸念を強め、2020年以来の大きな値下がりとなった。
ブルームバーグ・グローバル高利回り社債指数によると、投機的格付けであるジャンク債の米国債に対する上乗せ利回りは45ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し386bpと、昨年8月以来の高水準。
これは、米国における新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)開始となった20年3月以来最悪の売りを示している。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、投資適格債については、リスクプレミアムが7bp拡大。ベンチマーク金利を104bp上回り、昨年9月以来の高水準となった。
他の市場でも同様の不安が反映され、株価は急落し、ドルは下落。米国や欧州の企業に関連する多くのレバレッジドローン債権の価格が下がった。
ベアリングスの米高利回り債投資担当マネジングディレクターのケリー・バートン氏によると、ここ数週間の株式市場でのボラティリティー拡大の影響はクレジット市場にはほとんど及んでいないが、債券投資家は関税が借り手に直接与える影響を懸念しており、これがスプレッド拡大につながっている可能性がある。
「クレジット市場は株式市場を上回るパフォーマンスを示しており、ある程度の調整は織り込み済みであるように見える」と同氏は指摘し、「この環境下では信用収縮が続き、レバレッジ比率が高く格付けがCCCクラスの企業が最も大きな影響を受ける」との見方を示した。
原題:
Global Junk Bonds Suffer Worst Rout Since 2020 as Traders Flee (抜粋)
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